そして次の日。私たちは楽器を決める事になった。一人ずつ音楽準備室に呼ばれ、上条先生と向き合う。
「あなたは、なんの楽器がしたい?」
「えっと…」
考える振りなんてしていたけれど、本当はもう決まっていた。
トランペット。
部活動紹介で、先輩が吹いている姿を見て、一目惚れしてしまった。
「トランペットです。」
思い切って言ってみた。すると上条先生は笑顔になり、
「ちょうど、人数が足りなかったんだ。ありがとう。」
と言ってくれた。そして、渡されたものは…
え?何これ?楽器じゃないんですか?
「これはマウスピースだよ。金管楽器だからね。まず、これからはじめよう。気長に続けていこうね。」
マウスピースを眺めると、これが楽器だとは到底思えない。
でも、先輩も同じ道を歩んできたんだと思って、頑張ることにした。
「あなたは、なんの楽器がしたい?」
「えっと…」
考える振りなんてしていたけれど、本当はもう決まっていた。
トランペット。
部活動紹介で、先輩が吹いている姿を見て、一目惚れしてしまった。
「トランペットです。」
思い切って言ってみた。すると上条先生は笑顔になり、
「ちょうど、人数が足りなかったんだ。ありがとう。」
と言ってくれた。そして、渡されたものは…
え?何これ?楽器じゃないんですか?
「これはマウスピースだよ。金管楽器だからね。まず、これからはじめよう。気長に続けていこうね。」
マウスピースを眺めると、これが楽器だとは到底思えない。
でも、先輩も同じ道を歩んできたんだと思って、頑張ることにした。