「じゃあね、お大事に。ばいばーい。」

杏ちゃんがかえり、天楽は夕食を買いに行った。その間、芽衣は面白くないぐらい、静かになったから、ちょっとだけ、いじめてみた。

もふっ

「えっ、良くん?」

芽衣が寝ている布団に潜り込んでみた。そして、抱きついてみる。

「なに、してんの!?…付き合ってるわけじやないのに……!」

「じゃあ、付き合お?」

勇気を出して言ってみた。返事は、

「うん…」

やった、と思いきや俺の腕の中からはスースーという寝息が。嘘だろ。

「めーいー」

スースー

「おーきーてー」

「ん?何?良くん?ふぁー」

「付き合ってくれるの?」

「うん、いいよ。」

やっとOKがもらえた。どんだけ焦らすんだよ。気がついた時には芽衣はもう寝てて、俺もなんだかヤバくなってきたから、そのまま寝た。

倒れると、また面倒くさいから。