ボコッ。

あ、殴っちゃった…
謝ろうとした時にはもう遅い。

「お前ー!」

「きゃっ!」

良くんに体の上に乗っかられ、両手首を押さえつけられる。
ヤバイ。動かない。力はあるほうなのにっっ!

「うわ、やっぱり力あるな。」

そう言ったかと思うと…

ぺろっ

み、耳舐められた!?

「ちょっ……やめ…」

半泣きになった時、ようやく開放された。

「お姫様抱っこなんて、女子にやってもらったの初めてだ…今まで、天楽にしかやってもらったことない。というか、芽衣、俺の事覚えてねーの?」