天楽くんが学校に行き、良くんと二人きりになった。自分の部屋に戻ろうにも、激しい頭痛のせいで戻れない。

「芽衣?大丈夫?」

良くんが心配そうに声をかけてくる。

「痛い?」

「痛い」

そんな会話を何度続けただろうか。
そんなこんなで、もうお昼時。

「あの…いいにくいんだけど…今日から一週間、待野さんのとこ、いないんだって。」

「えっ!」