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いつものように、放課後にはTwitterを開く。


私の学校はあまり校則も厳しくなく、携帯持ち込み可・寄り道可の素晴らしい学校だ。


だからわざわざ中3の一年間、

血のにじむような努力と、Keiのイベントや動画視聴の我慢をして

この偏差値の高く、制服も可愛い名門校に入ったのだ。



そのおかげで、JKというブランドを主張できる可愛い制服で、

学校帰りにイベントに参加できるのだから本当に助かる。




そう思いながらTwitterを開くと、大好きな相互さんが浮上していた。


[いやー、本当にKeiさんイケメンだわー]


・・・毎日まいにち、それしか言わないなぁ本当に。


私も似たようなものだけども。




その時、タイムラインが一気に加速した。




・・・Keiが浮上したのだ。



[やべぇ!! レア出た!!]

[喜びでうち奮えてる]



Keiが大好きなアプリ、<パズドラ>の話だ。



私はパズドラをインストールしてはいるが、コツがよく分からず放置している。




[やっぱり、出来る人って違うわー。

歌い手で有名で、器用だからゲームも得意で。

羨ましい。]



と呟く。



しばらくしてリプライが届き、


[@○○○ それなー。恵まれてるって本当に羨ましいよねー]



見馴れたフォロワーさんが返してくれる。







どうでもいい話題だけれど、私が一番一日で楽しい時間だ。


Keiのツイートを見て、感想やKeiについて語って、誰かと話す。





私にとってシンプルで簡単だけれど至福の時だ。




そんなどうでもいい話題は深夜まで続いた。


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