「パチパチ」

総長が手を叩いている


「何?」

「いや〜凄いね
700人ぐらいもいたのにもう俺たちしか残ってない はぁ
気に入ったっ」


「何が言いたい!」

「俺たちの仲間になれ」

何かと思えは、仲間になれ?!

ふざけるなって感じ

「私には、仲間なんていらないて言うか必要ない」

「不思議な女だなー
普通の女なら俺ら見たいなイケメンに誘われたら断らないのに」


「悪かったわね
普通じゃ無くてー」

「どうして、仲間が必要ないと思う?」

「仲間なんて、所詮(しょせん)クズだ
信用してるとか言っときながら裏切る」

「じゃあ信用しなきゃいい話だ!」

「私だってそうしたいわよっ
でも一緒に居る時間が長くなればなる程自分は嫌でも相手を信用してしまうの」

私は、今までで一番大きな声で言った

「ふーん
お前過去に何かあったろ」

「五月蝿い!
黙れ!」

「図星か」

「黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ
分かった様な口聞くなっ」

「分かるよっ」

「あんたに、私の気持ちなんかわからない!」

「分かるよっ
俺も、ここに居る皆も過去がそれなりにある!」

「………。」

「俺の名前は、龍だ気が向いたら電話しろ」

そう言って私に電話番号とメールアドレスの書かれた紙を渡して倉庫から出ていった