私、今も連絡取ってる友達とか居ないなぁ。
まあ、私が連絡先消したんだけど。

「あ、春子ちゃん」
「はい?」

うふふっと楽しそうに笑ながら私の腕に絡みついてくる店長。

「私と山本ちゃん、高校の今日同窓会なのよ」
「へえ」

お客さんが来ないかヒヤヒヤしながら店長の腕を引き剥がす。

「夕方には出なきゃ間に合わないのよ」


夕方?
お店は?

ちょっと嫌な予感。

「もうあんまりお客様も来ない時間だし、任せてもいい?」
「ぁあ、はい」
「でも、1人じゃ不安でしょ?」

すっごく嫌な予感。

「いや...」
「恭ちゃん、来てくれる事になってるから」




やっぱりーー!!


悪魔がさっき言ってた、またあとでってこの事だったのか!

また、また、あいつと2人っきりにならなきゃいけないってこと?


絶対嫌!


「店長!私1人で大丈夫です!」
「19時には店閉めていいから。よろしくねー」

ヒラリと手を振ってキッチンに戻る店長。




........最悪だ...