ピピピピ…

目覚まし時計の電子音で目が覚めた。
あたしは、重たいまぶたを開けて黒々としたコーヒーをいれた。

コーヒーを飲んで、昨日あけた洋服から制服を取り出して着替えた。

正直今日から行く高校は偏差値で決めた訳じゃない。

制服で選んだ学校だから、頭のそこまで良くないあたしでも入れた。

自分で選んだだけあるお気に入りの制服の袖に腕を通して、家を出た。

「よっしゃ。行ってきます!」