「へー!奏ちゃんっていうんだ!俺天野 時雨!よろしくねん♪」

「よろしく」

よく話を聞くと咲と時雨君は幼馴染みらしい。
あと時雨君うるさい。

「奏、こいつ放っておいていいから、こいつアホだから。」

咲は時雨を顎でくいっと指して言った。

「んなっ!アホじゃねーし!咲より頭いいし!」

「はぁっ?!あんたと大して変わんないし!」

わいわいと、この二人がケンカしだした所で奏はふふっと笑った。

「……奏。」

「ん?」

「奏ちゃんかわいい!!」

「ぐふっ」

「時雨はーなーれーろーっ!」

どうやら私は時雨君に抱きつかれているらしい。
苦しいです時雨君。