「で?生徒会ってそんなにすごいの?」
よくぞ聞いてくれました!というような咲の反応に奏はまた顔に出てる、と内心思っていた。
「生徒会長もそうだけどウチの学校は副会長も幹部もすごいのよ!」
「なにがすごいの?」
「噂だと…げっ」
「げ?」
「咲、おっはよー!今日も元気?元気だね!朝ごはんちゃんと食べたんだね!食べたってことは寝坊、しなかったんだね!」
「うっさい!時雨(しぐれ)うるさい!」
「あっ!またそんなこというー」
「うっさい!時雨うっさい!」
「2回目?!…あ!」
時雨は奏に指をさした。
「咲の…彼女?」
「「いや、なんでそうなるの。」」

