パンッと顔を叩き、空を見た。 乾燥して、綺麗に澄んだ雲ひとつない空を。 「……よしっ行くか!」 そう言い、三年前とはほとんど変わらない道のりを歩いた。 咲夜は覚えているよね? あの約束を。 指輪、ちゃんと持っててくれてる? 私は咲夜の隣に居られる人になれたかな? 顔こそ見れなかったけど、ずっと貴方のことを考えてた。 ずっと……今も……愛している。