少し声は震えていただろう。
今も少し怖いから。
でも、怖いからといって、この決意が変わることはもうなかった。
前のような簡単に揺れてしまう決意ではない。
硬くてもすぐ割れてしまう、ガラスのような決意ではなかった。
「少し怖いし、やっと出来た仲間と離れるのは寂しいです。
でも、だからこそ、その仲間と少しでも長く一緒にいたい。
そう思ったんです。
それに、この病気が治れば私は大変な目にあうこともなくなりますから。
やっと、「普通」になれるから。
母も、咲夜も、応援してくれてる。
きっと、父だって。
だから、どんなに大変な治療になったとしても、必ず治してみせます」
決意をしっかりと伝える。
すると、真剣な顔をしていた先生は笑った。
「……よかった。僕は加菜ちゃんに治ってほしいからね!頑張るんだよ?」
私は大きく頷いた。


