前とは違って…… いつのどのことだろう。 全部ではないだろうか。 それは分からないが、咲夜には気付かれていたのだろう。 「……ん。ありがと」 暫く私たちは、他愛もない話をして盛り上がっていた。 クラスが違うため、何を聞いても新鮮。 クラスのカラーも違う。 模擬店の準備で誰かがペンキを被っただとか、服を作っていたらサイズが小さすぎたとか、そんなどうでも良いような話だったけど、そんなどうでも良い話を聞くのが私は大好きだった。 「よし、そろそろ行くか」 「うん、そうだねっ」