いつか、また会える日まで。



『休憩終了5分前です。生徒テントに着席してください』






と、放送が流れた。





「じゃね!私反対側だから」



「うん!」


「頑張ってね」


「お昼に会おうねー!」





仕方なく私たちは別れた。







……10分も外にいたから怒られるかもしれないな。



そう思いながら。










「山中っ、お前は何ふらついてんだ?!何のための特設テントだ?!悪化してるがどうとか言ってたじゃないか!!そんなにあの生徒会長が愛おしいんなら向こうに来てもらえ、くそっ羨ましいな、おい!!」








予想どおり担任に怒られた。





予想外な内容も含まれてたけど。



先生、知ってたんだ。


付き合ってるって。





「ごめんなさーい!ふふっ、先生本音ダダ漏れだよ?まだ独り身なんだね〜」





「〜ッ!うるさいっ!!」





……なんか可哀想……。