いつか、また会える日まで。



「っ!!……咲夜ーっ!!いけーいけーっがーんばれー!!!!」






うちのクラスのメンバーが、ギョッとして私の方を向いた。


一方の咲夜は、得意げに涼しい笑顔をして走っている。



「咲夜が走る、走る!!続いて2番手は4組だー!!咲夜、負けるな!逃げ切れ!!残り20メートル、10メートル、ゴールだー!!1組ゴール、4組もゴールしましたぁ!!」




なんて実況してるけど、本当は咲夜のところに駆け寄りたかった。




「6組がゴール!!逆転勝利だーっ!!続いて5組もゴール!!2組と3組のスピードは同じぐらい!勝つのはどちらだー?!




……おっ!ここで2組が前に出る!!




2組が抜いたー!!


3組、追いつこうと必死!!必死だ!!



3組が背後に近づいているー!!

2組が逃げ切るか?!
3組が追い抜くか?!



2組がゴール!!
2組が逃げ切ったー!!!!」