「っっ本っ当にこのクラスはサイコーだよ!……みんなありがとー!」
本当にこのクラスはなんて優しいんだろう。
心が綺麗な人ばっかり。
静かにその様子を見ていた咲夜は、私に近づいて言った。
「加菜、お前はたくさんの人に愛されてんだからよ。もう絶対倒れねーって約束してくれ、な?」
「……うん。約束する。みんな、本当にありがとう」
私たちみんなはそれから長い間笑いあっていた。
「加菜ちゃん泣いてるよー??」
「ちっちがうもん!感動の場面にしようと思って目薬さしてただけだもん!!」
「素直に認めろよなー」


