──ピーンポーン
「はぁーい!!!!」
咲夜だ!!
慌てて家のドアを開けた。
「咲夜!おはよう!!」
「おぅ。今日は大丈夫か?」
「うんっ!バッチリだよー」
そんなことをしてたら、お母さんが出てきた。
「あ、咲夜くんじゃない!おはよ」
「花さん、おはようございます」
そう言った咲夜はぺこりと頭を下げた。
「加菜のこと、よろしくね?何かあったら連絡してきて」
お母さんは、そう言ってスマホを振った。
「もちろんですよ」
咲夜も同様に、スマホを振った。
「じゃーね、行ってきます!」
「行ってきます」
「行ってらっしゃーい」
しばらく話した後、ようやく私たちは家を出たのだった。


