しかも、まだ居たかっただろうに…… 俺たちのために帰るなんて……。 加菜の性格はお母さんから来ているんだな。 お前の母さん、素敵じゃん。 「じゃあ、私たちも帰りましょうか。加菜がゆっくり休めない。」 山崎(←綾の名字)が言った。 「……そうだな。……じゃあな、俺の姫」 俺は、そっと彼女の額にキスをした。 早く元気になれよ、俺の姫。 そしたらいっぱいデートしよう。 だから今は、ゆっくり休め。 おやすみ。 ─咲夜side end─