いつか、また会える日まで。

─咲夜side─





加菜のお母さん……


思ってた人と全然違った。




祭りの時ははっちゃけた感じというか、ふざけた人なんだと思ってた。


今日寮に来たとき、しっかりした人なんだと思った。




実際は……




とても尊敬できる人だった。




ふざける時とちゃんとする時で全然違う。




加菜の性格、そのまんまだ。




基本テンションは高い。


何をしてても楽しそう。




そして、加菜に向ける笑顔は、母親の顔をしてた。




俺たちのことも気にしてくれて。




デートのことまで気にかけてくれた。


この人はなんて凄いんだろう。