「この様子だと明日には目を覚ますんじゃないかしら。まぁ、ちょっと学校とかはすぐには無理だけど」
「そうなんですか……安心しました」
みんな、ホッとした顔をしている。
加菜、あんた、いい仲間持ったね。
幸せものじゃん。
すぐにいなくなるわけにはいかないわよ?
「……咲夜くん」
「はい」
「明日のこと、ごめんなさいね。加菜、張り切ってたんだけど……」
咲夜くんは驚いた顔をしていた。
言われると思っていたことと違っていたらしい。
「いえ、今は加菜の体調のことの方が大事ですから。また何時でも行けますし」
そろそろこの子達に任せよう。
私がいたら邪魔ね!
「……じゃあ、私は帰るから後はあなた達に任せたわよ!さらば、未来の息子と大切な仲間たちよ!」


