いつか、また会える日まで。



「お母さん。頭痛薬、ある?」


「え?あるけど……加菜、頭痛いの?」



「え、うん、まぁ……ちょっと、ね」


「じゃあとってくるよ。ゆっくり休んでて」



「……いや、いいよ。自分で行くから」



「そう?」






……とは言ったものの、結構痛くなってきたなぁ……


薬が置いてあるリビングに行くには、階段を降りなければならない。



手すりがあるからゆっくり降りれば……







「……え?」


ち、ちょっと待って?!


心臓が!

ドキドキする!!



く、苦しい!