生徒会メンバーに誤解されたら困るからと手を離した。


でも、名残惜しいとか、寂しいとかの感情はなかった。


ただ、ただ、ありがとうと思っていた。



それから暫くして、尚真たちが来てくれた。


「どんなところまで来てるんですか!祭り会場から大きく離れてるじゃないですか!」