ゆっくりベンチに座った。 祭り会場から離れたこの広場。 街灯などは殆どなくて、星がとても綺麗に輝いていた。 ーピュ〜……ドォオン 「あっ、花火始まったよ!」 「そうだな。」 花火を見るのに邪魔になる障害物もない。 もう、深い青に染まってしまった空に、大きな光がさす。 空一面に広がる大きな花火には、とても感動した。