「ーって!迷子になったのあんたのせいじゃん!」 少しだけきつく言った。 照れ隠しでもあったんだけど、ちょっと、何も考えない咲夜にイラっとして。 「なあなあ、ここさ、開けてて花火よく見えそうじゃない??」 「……うん。でも、咲夜分かるの?どっちに花火上がるか。」 「おぅ!こっちだろ?」 そうやって指差したのは東の空。 でも、花火が上がるのは南ですよ?咲夜さん。