翌朝、車をレンタリースに返して、フェリー乗り場まで歩いた。

 船に乗るまで時間があったから、お土産を買った。

 北海道に来てまで、オルゴール風にした流行歌のアルバム2枚とお菓子を購入。

 船に乗って、また17時間の暇との戦いか。

 ん?? 先輩の両手には、スーパーの袋に入った大量のビール。

 そこで先輩がビールを飲むこと。この2袋は4人組で飲んで、残ったら持ち帰って飲むことを聞いた。

 多分、私がお酒飲んだらすぐ酔っ払うんだろうな~ということも話した。

 今回は女性専用の2等に荷物を置いた。行きにお姉様方から「女性専用部屋がある」と聞いていたので、帰りは女性専用にすると言ったから。

 また先生とお姉様方と友人と話したり、船内を見学して、部屋に戻る。

 あれ??  私の場所がなくなるというハプニングが、どうやら隣の女性の荷物が私のほうにきているみたい。

 荷物をずらして部屋をでて、少しして戻るとまた場所がなくなる。

 どうしたらいいかな??  

 とりあえず、先生に相談した。お姉様から「私達のところへ来たほうがいいよ。皆いるから」と言われて、部屋を移動。

 でも2等と2等寝ではチケットが少し違うから……と迷ったけど、皆がいるほうが安心かな??

 ベッドは先生の上で、向かい側は先輩。

 お風呂とか色々済ませて寝ようと思っても寝れない。

 カーテンに手が……どうやら誰かいるのかわからなかった4人組の先輩方がチラッと見たよう。

 寝そべっているけど、なかなか寝れない。

 向かい側に先輩がいると思うと寝れない。

 何とか目を閉じて寝るようにしても1時間おきに目が覚める。

 ベッドから降りて、靴を持って、ドアまで歩いた。ドアを開けて靴をはいて、外へ。

 星を見て部屋に戻って寝るようにして、1時間後には星空を見るの繰り返し。

 4時すぎに放送で皆が起きて、5時16分に太陽がのぼった。

 オレンジとピンクが混ざったような色で綺麗だったな~。



 帰宅して詠んだ短歌

・夜1時 部屋を飛び出し デッキへと
  寝れない理由(わけ)は 君がいたから


・午前2時  暗い空で 見えたのは
  夏の三角 君の笑顔


・午前5時 ピンクの空に 見えたもの
  藍色の海  オレンジの火輪