先輩、私に恋してください!


「ウサゾンビ…ですか」

「あ、あなたも知ってるの?」

「はい、1人だけ心当たりがあります。」

「ほんとに!?だれだれ!?」

「あの、僕の、兄かもしれないです…」

「お兄さん!?どうりで顔似てると思ったー!」

言ってから改めて顔をまじまじと見る。
やっぱり昨日の人と似てる!それより、お兄さんってことはこの男の子に紹介してもらえるんじゃ…!

「兄に会いに行くんですか?」

「ええ、そうよ」

「えっ、あなたが…?」