衝撃的な発言もさらっと流して凛子は続ける

「でね、全然わかんなくてさー困ってたらメガネかけた知らない人が、教えてくれたんだよねー」

「へえ、それがその好きな人?」

「うん!すごくカッコよくて教え方上手で、なんで今まで知らなかったんだろーって思った!」

「名前は聞かなかったの?」

「うん...。名前聞こうと思ったらもういなかったの!お礼も言えてないのに… 」

そう言ってしょんぼりする凛子を見るとなんだかかわいそうに見えてくる。やっぱり私は凛子に甘い。

「…なら今度2人で、その人探しに行こっか。」

「うん!ありがと、カコちゃん大好き!」

あぁ、やっぱり私の凛子はとってもかわいい。