今日は、あおいの誕生日。 朝から出かけたにもかかわらず、なかなか決められず、約束の時間に遅れてしまった。 急いで、あおいの病室へ駆け込むと、大きなケーキと、たくさんの花が飾ってあった。 「ごめん、遅れた。」 息を切らして病室へ駆け込んだ俺に、あおいは、嬉しそうな笑顔を向けた。 「葵、遅いよ。ありがとう。」 その笑顔で俺の苦労は、すぐに消えてしまった。