それから、俺とあかりは、毎日のようにあおいに会いに行った。




あおいの両親も理解してくれ、俺ができるだけ長くあおいと過ごせるようはからってくれた。




いつもの病室。




俺の背中にもたれながら、あおいが、言った。




「あたし、もうすぐ誕生日なんだぁ。」




<知ってる。>




「やっと、葵と同じ年になれるね。」




あおいは、嬉しそうに話す。




俺は、あおいの肩を抱きよせて、自分の胸の中に抱きしめた。