夕暮れ時の中庭を抜けて歩いていると視界の中に、見たことのある顔があった。




秋野 あかり?




その横顔は、なんだかとても寂しそうで、痛々しく、声をかけることができなかった。




隣を通り過ぎる俺に、秋野は全く気付く気配もなく、じっと空を見つめていた。