「…今年も綺麗だな、桜」


思いだしちまう、あの日の事を…


今年もあの時のように綺麗な桜の花びらたちが舞っていた。


そんなことを思いながら俺はふと顔を上げた


「……えっ…………」


あの後ろ姿…


あの時の少女だ!


俺は急いで追いかけようとしたが、彼女はもう居なかった…


俺の見間違いだったのか?