「ナナ!!はやく帰ろ♪」

優歌の声に我にかえるとうん!!と頷いた

二人で並んで歩く。

引き立て役だと何度も言われた

言われすぎてなれた

それに優歌は自慢の友達だからかまわない。

「ねぇ私恋しちゃった!!」

「ふーん」

「誰に?とかないの?」

「誰にこいしたんですかー」

優歌はむっとしながらも教えてくれた

「あんたのクラスの光樹くんと私のクラスの男子」

「は?二人?」

「だって二人共イケメンなんだもん!!」

私は呆れぎみに優歌を見た

「まっ頑張んなよ」

私の言葉に満足したように笑う優歌の笑顔にうっとりする