帰り道何となく無言になる

するとモトくんがしびれを切らしたように

「おい!!ナナ話があるから来い」

と私を連れ出した

「何ですか。」

「何を怒ってんだよ？」

呆れるように言うモトくんにムッとする

「別に!!怒ってません。」

「はぁぁ。じゃあ何なんだよ？」

「モトくんは私じゃなくてもいいんでしょ？」

「は？」

「モトくんは私じゃなくても抱ければいいんでしょ！？」

「突然何なんだよ？」

「答えてよ!!」

「そんなわけないだろ？」

そう言って私を抱き締める

「だって聞いたの。モトくんが女と二人でデートしてたって」

モトくんは動かなくなる

【モトくん？】

モトくんを見ると顔が赤い

「見られたなんて…最悪」

ショックだった

モトくんに嘘だと言ってほしかったから