ゆずゆと仲良くなってからも

優歌と一緒に登下校するのは変わらなかったんだけど

今日はゆずゆの誕生日

ゆずゆの家で誕生日を祝うから優歌と帰れなくなったのだ

「優歌ごめん!!」

「突然なに?」

「今日ゆずゆの誕生日で!!一緒に帰れないの」

「優歌から帰らないことはあってもナナからは初めて言われた」

「へ?怒ってる?」

「別に…私もデートだから楽しんでね」

優歌はそこまで言うとハーレムに戻っていった

「ゆずゆ!!今日一緒に帰らない?」

「えっ?別にいいけど」

ゆずゆはクールなフリしてるだけで照れ屋さんだって最近気づいた

ゆずゆは今では優歌と同じくらい私の大切な友達なのだけど

なぜかゆずゆと優歌は仲がよくなくて

二人ともいっかんして

「私にはわかるの!!あの人とは無理だって」

と言う

【二人気が合いそうなのになー】

ともかくゆずゆの誕生日!!

サプライズでケーキ作ってきたんだけど

【喜ぶかな?】

ゆずゆの家は広くてはっきり言って

自分のケーキが恥ずかしい

「ナナゆっくりしてね」

ゴキゲンなゆずゆに声をかける

「うん!!それでさゆずゆ貰ってもらいたいものがあるんだ」

「何?」

「ケーキ作ってきたの!!食べて!!」

ゆずゆを見るとあからさまに…

喜んでた

「嬉しい!!」

ゆずゆのテンション高い声に皆驚く

私だってびっくりしたもん