ついた先は美容室だった

「似合うようにしてやって」

一時間くらいしただろうか

前髪は目より上でパッツン

髪はハニーブラウンで…

私の顔だった。

【ひー私の顔が人様にさらされる】

「なんだ普通に可愛い顔してんじゃん」

「鏡ごしにそう言ったのはモトくんだった」

嬉しくて心臓がうるさくて

顔が熱くなっていく

こうくんやゆずゆさんにも驚愕された

可愛いじゃないかって

私は?マークでいっぱいだった

「私可愛いくないですよ?」

真顔でいう私にゆずゆがツッコミをいれる

「なんでよ」

「私小さいときから幼馴染みにブスって言われてて」

「だから顔を見ないようにしてて」

皆が沈黙する

「ナナ…それはね」

ゆずゆの言葉を遮りこうくんが

「言ってやるなよ。幼馴染みくんの気持ちも考えろって」

?マークな私にモトくんが

「お前は可愛い。自信もて」

またドキドキした

「あっ自己紹介皆してなかったよな」

こうくんの声に慌てて頷く

「俺とゆずゆは知ってんだろけどもう一度な♪」

「私はゆずゆ」

「俺は光樹やろで茶髪がノン本名な!!そんで赤いのが蓮」

「俺が元樹だからモトな」

「ありがとう!!私はナナです!!」

皆ニコニコ笑って聞いてくれた

私今日やっと本当の友達が出来ました!!