「ゆり、俺の好きな人知りたい?」 ある日、涼の部屋で遊んでいた時、涼がふとそんなことを言った。 「え…涼好きな人いるの?」 ゆりは涼とは好きな人の話とかあんまりしない。 涼がしないからゆりもしなかった。 そんな影とかもみえなかったし、いるなんて思わなかった。