午後になって、海の家に向かうと。 「夏輝ー、次 こっちお願い!」 「蒼!あんた、何してんの!」 「わかってるって!」 お客さんが多くて すごく忙しそう。 あたしのお目当ては もちろん夏輝先輩。 夏輝先輩は、タオルを頭に巻いて 半袖をさらに 肩までまくっていて 筋肉がむき出しで。 その格好で、焼きそばを焼いていた。 …かっこよすぎる… あたしは海の家の中の端っこで 先輩を 直視していた。