「もー、だから言ったでしょう」 お母さんは 呆れた顔をしながら あたしの元へ 歩み寄って来た。 …なんだけど。 お母さんが あたしのところに たどり着く前に あたしの隣で 腰を下ろし 「大丈夫か」 と そっけなく 聞いてくる声が聞こえた。