ソフトクリームが 重力にならって 落ちていく… 「っ! あっ…ぶね…」 後ろから手が伸びて来て ソフトクリームが 綺麗な長い指のおかげで落ちる寸前で救われた。 …待って、 この声…? あたしは 恐る恐る 後ろを振り向く。 「これ…」 ソフトクリームを 顔を崩さず 差し出してくれる この人。 嘘でしょ? 会いたかった 会いたかった あたしの 昨日の 一目惚れ相手。