あたし、彼氏と別れよう。


爽太とどうするかは、おいといて…


こんな気持ちのまま、つきあってたらだめだ。


こんなことを考えながら授業をうけていたらあっという間に、放課後になった。


「渓斗!ごめん。ちょっといい?」


「お、おう。」


「別れよう。
いままでありがとう!
すごくたのしかったよ」


「え?」


「あたしね、渓斗と付き合う前にすきなひとがいたの。
もうすきじゃなかったつもりだったんだけど、ずっとすきだったの。」


「うん。」


「だから、こんな気持ちのまま、つきあうことはできないから、別れよう。」


「おまえ、最低だな。」


あたしは泣いた。

でも最低じゃないって否定できなかった。

自分は最低だなってずっとないた。