「ごめん。私の格好へん、だよね…。」



俯いてそんなことを口にする。



すると廣瀬くんは、はぁと溜息をついた。



「莉未、顔あげろ
誰が変なんて言ったんだよ
可愛すぎて俺、他の男に莉未見られんの
嫌なんだけど」



廣瀬くんの言葉にがばっと顔をあげると
少し顔を赤くした廣瀬くんと目が合って。



「あんま見んな」


なんだか無性に触れたくなった。