――――――――

へぇ、言うこと聞けないんだ

ま、無理矢理聞いて
もらうから。

――――――――


と、なんとも俺様な内容。


無理矢理聞いてもらうってどうするつもり!?


ビクビクしながら廣瀬くんからのメールを見ていると、

「李玖、どこ行くのー?」

という女の子の声と共にこちらに向かってくる足音がする。


ま、まさか…。


ドアからまたチラッと顔を覗かせると


そこには沢山の女の子たちを引き連れた
廣瀬くんが黒い笑顔で私を見ていた。