「お前、倒れたんだよ
保健室の先生は寝不足かなんかっつってた。
俺のせいだよな、ごめん」



そっか、わたし倒れたんだ…。



「廣瀬くんのせいじゃない…!
ていうか、ここに運んできてくれたの、
もしかしてひ、ろせくん?」



「ああ」



私の問いかけに答えてくれる廣瀬くん。



嬉しいよ。


でも、どうして…?


「お前が倒れたって仁坂から聞いて、
そんで仁坂と星野に背中おされた」



あいつら、すごかったんだぜ、と笑う
廣瀬くんに涙があふれだす。