俺だけ見てろよ





俺はゆっくりと莉未を抱き上げる。



世に言うお姫様抱っこってやつで
保健室に向かって走りだした。



でも、それは途中で阻止される。



「李玖ちゃん!!
なんでその女なの!?
私と一緒にいてくれるって約束
したじゃない!」


俺に向かって大声で叫ぶ楓。



「おい、お前いい加減にしろよ」



そんな楓に向かって怒鳴ったのは―星野だった