「……かえで?」 え……? なんで楓ちゃんのこと―― 「李玖ちゃん!?」 なんで―? 前を見ると楓ちゃんも目を見開いて廣瀬くんを 見ていた。 クラスのみんなは、知り合いか?とざわざわ し始める。 「宮川と廣瀬は知り合いみたいだから、宮川は 廣瀬の隣な」 その言葉に嬉しそうに返事をする楓ちゃんを 見て、昨日とれたはずの不安がまた一気に 押し寄せる。