「廣瀬くん…!
なんで放送なんかで…!!」
先生にまでばりばり聞こえてるよ…。
「だから、みんなにわからせるためだって」
さっき言っただろ?と口角をくいっと
あげて笑っている廣瀬くん。
「いや、でも……って!!
廣瀬くん!!いま、王子様口調じゃなかった!ね、ねえ!みんなにバレちゃったよ!?」
ばりばり猫かぶってたってバレたよね?
「ああ、んなのいい。
莉未を守るためだったら俺は何だってする」
真っ直ぐに、真剣な瞳でわたしを
見つめてそう言った廣瀬くんにドクンと
心臓が飛び跳ねた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…