私は状況がやっと飲み込めて、今まで固まっていた体を起こして携帯を取り返そうとする。 「返して…!」 手を伸ばしてみるものの、私と廣瀬くんの身長差じゃとてもじゃないけど届かない。 「ふっ、無理に決まってんじゃん」 彼は余裕そうに笑って私の携帯を操作する。 このままじゃ、メアドしられちゃう…! そう思ってピョンピョンと跳ねて取り返そうとしてもやっぱり無理で。