それを聞いて少し動揺したのか女の瞳が
揺れた。



でもすぐに目を吊り上げて


「うるさい!!!
あんたなんかに、あんたなんかに
わたしの気持ちがわかるわけない!!」



大声で叫んだ後に「いいわよ」と言って
不気味に笑った。


「……っ」


体育館倉庫に入ってきたのは
2人の男。


「こいつ、やっちゃって」


なに考えてるの…?


「え〜まじで!?
噂どうりちょー可愛い!」


「俺らまじでラッキーじゃね?
こんな可愛い子!」


口々にそう言ってにやにやしながらわたしに
近づいてくる。