俺だけ見てろよ




どこ行ったんだよ


そしてこの嫌な予感は何だよ



「李玖!!」


すると突然「きゃーーーーー!!!」という
叫び声と共に辰哉の声が聞こえた。



振り向くと、はぁはぁと息を切らした
辰哉が膝に手をついていて。


「どうした?」


「李玖!!
莉未ちゃんが…莉未ちゃんが…!!」


莉未という言葉に俺は冷静さを失う。



「莉未がどうしたんだよ!!」


辰哉の肩を掴んで叫ぶ。


そんな俺をビックリしたような顔で見る周りのやつら。


いきなり今まで王子様キャラを演じてきた
俺がこんな大声で叫んだらビックリするよな



でも、今はそんなこと気にしてられない



「李玖、落ち着いて聞けよ」


辰哉の言葉に頷く。