ほんとは莉未のことで頭がいっぱいで
どうしようもないけど俺は愛想笑いを続ける。



女たちに囲まれながらやっと教室に
ついた。



はぁ。まじで疲れる。



疲れて息を吐くと



……あれ?


莉未じゃない他の女と話している仁坂美那が
目に入った。


あいついつも朝も莉未と一緒に話してるよな?


ていうか莉未の姿が見当たらない。


あいつ、俺より早く着いてるはずなのに。



トイレでも行ったのか?と思いつつも何だか
嫌な予感がして、俺は仁坂のもとへ行き、
声をかけた。